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堤エステート/堤猛雄のブログです

表現の自由をもとめて― 一不動産業者の戦い

明日、12月15日は、2年越しの決戦の日です。
この決戦に至るまでの経緯と事実をお伝えします。

★平成20年3月11日文書通達

事の始まりは、堤エステートがHPでもご案内している
仲介手数料改革宣言!仲介手数料割引サービスなどの
消費者目線でのサービスを開始して間も無く、
昨年の3月11日付けで九州公正取引協議会(以下公取)
から1通の文書が送られてきた事から始まりました。

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→実際の手紙はこちらからご覧いただけます

このサービスをはじめて、一般ユーザーからの
クレームなんて皆無、そりゃそーでしょう。
同じ物件を買うのに安く物件が購入るのだから。
うぬ?何か匂うぞ??

とりあえず、公取に電話してみると、繋がったのは
宅建協会の内部にあるところでしたでした。

私はてっきり公正取引と称するからには独占禁止法を
運用するために設置された機関で、なぜ私が所属する
宅建協会内にあるのかもわかりませんでした。

公正競争規約(制度)について調べてみると
どうやら不動産業界が自主的に定める、
不当景品類及び不当表示防止法の規定に基づき
公正取引委員会の認定を受けた不動産広告のル-ルのようです。

電話に出たN氏に上記のとおり、一般ユーザーから
感謝される事はあってもクレームなど無いし…
そもそも仲介手数料とは上限が定められているだけで
下限はないはず、消費者に何の不利益があるのかと問いましたが、
明確な回答も無いので、私は「クレームを付けたのは
不動産業者でしょ」と問いかけると、「…んー…そうです…」と
歯切れの悪い返事が返ってきました。

そもそもこのサービスを始めた頃から、一般ユーザーの方から
「消費者にとっては嬉しいサービスだけど、
業界からの反発は大丈夫ですか?」

お客様からご心配のお言葉をかけていただきました。

私もチラシ作成の段階で、広告代理店N社にも問題ないか確認して
チラシ作成をしていたので「大丈夫ですよ!」とお答えしてました。

また、お客様からは「仲介のシステムがよくわかった」とか
「頑張って下さい!」など
多くの激励をうけました。お客様からの生の激励を受けることで、
消費者目線でのサービスを創り上げるぞ!! と
力がますます湧いてきました。

また他業者の中にもこのサービスをやってみたい!と訪問される
不動産業者もあり、不動産業界の変革の兆しを感じたものでした。


★平成20年9月22日公聴会へ呼び出し

平成20年9月3日、再度公取から手紙が届きました。開封すると、
今度は「公正競争規約違反被疑事件関する招致について」とあります。

被疑事件?
俺って事件起こしてんの??


呼び出し日は9月22日、時は15時半時間厳守と書いてあります。
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→実際の手紙はこちらからご覧いただけます

よーし!何が違反か確かめよう!!
しかし、その日は以前から決まっていた、どうしても
はずせない仕事が入っていました…。仕方がないので延期申請を行い、
再度スケジュール調整のお願いをします。
そしてそれは受理されたのでした。


★平成20年12月10日 再度公聴会へ招致される

最初の公聴会招致日は12月10日、憤りと期待が同居する中での
公聴会招致に応じ、不動産会館の会議室へいざ出陣です。

しかし、行ってびっくり!まるで被告…、
公取の委員をはじめ宅建協会の関係者が勢ぞろいです。
多勢に無勢、圧倒的な圧力の中、公聴会は始まります。

冒頭に委員長H氏(不動産業者)からは、
意外にも当社のHPへのお褒めのお言葉…
被疑者扱いと思いきや、静かなスタートです。
お褒めのお言葉には素直に御礼を述べ…

しかし、この委員長の「仲介手数料の割引など業界の
公平性を保つ為には…」
のお言葉から私に火がつきました。
それって横並びのサービスの強要!?
私は間髪を入れず反論開始!
「横並びと言われた銀行の金利も、今では自由化となっています。
金利以外のサービスも各行、消費者目線で行っています!」
「業界の目線では生き残れない時代ですよ!」と…熱く熱く語ります。

それからは論争が繰り広げられますが、
仲介手数料の割引サービスだけは妥協できません。
私は売買価格と仲介手数料の総額表示の提案をしました。
消費者にとって画期的であり、時代にも即しています。
しかし、何故か皆様は聞く耳を持ちません???

2時間以上論戦の果て、細かい点で指摘のあった箇所については
修正をする事でとりあえず、お開きに…

主な合意点は「仲介手数料割引」→「仲介手数料上限より割引」に
修正するなどでした。終わってみて感じた事は、この呼び出しの
趣旨(狙い)は、横並び主義の強要を圧力によって強いている
業者目線の方が多くいる事がわかりました。
(特に私が属する東部支部支部長K氏からは敵意すら感じました)

これ以上の時間の浪費は、私を待つ会員様をはじめ、
今から出会うお客様との貴重な時間のためにも
無駄と思い最低限の妥協をしました。

それから暫くして、またしても見慣れたお手紙が...


★平成21年6月16日公聴会への招致

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→実際の手紙はこちらからご覧いただけます

何と、事前に広告代理店経由で公取に問題なしと言われていた
仲介手数料上限より割引との文言を入れているにもかかわらずNGだと(怒)
それにずいぶん前のチラシだし、以前指摘された部分はもう修正もしてる。
広告代理店N社経由で法的には問題なしと回答得たはずだが…?

福岡にも仲介手数料については割引を行っている業者は増加しています。
皆、売上を上げるために、創意工夫を重ねて頑張っているのです。
手数料改革の兆しが見えかけた矢先に、またしても圧力をかける気なのか?!

流石に我慢の限界!付き合いのある弁護士に相談して徹底抗戦を決断する!!
密室において行われる業界の圧力、この問題は国民無視の政治の世界と
同様であり、官僚主義的な日本の縮図のような根深いと問題に思います。

前回の公聴会にように、一方的な圧力によって出る杭は叩く
やり方には、断固反対です。
動画撮影は必要不可欠と判断して公取側に対して、動画撮影の
許可を求め、上申書を弁護士を通じてを提出しました。
公取側の判断が正論と思えば、動画撮影を否定する事はないはずで
法的にも問題はないはず。

弁護士とカメラ撮影者2名を携え公聴会に行くと、
撮影は非公開で行うとの一点張り!
密室で非公開にする事に何か明確な意味があるのか?

録音はOKと言うが、論議は前回にも増して長時間になる可能性が高く
そもそもわかりにくい。そもそも法的に問題なしと回答を得て
私は広告チラシの制作を、フルカラーで20万部も作成しています。
何の根拠・権限があって、数十人の公取メンバー(不動産業者)が私を裁けるのか!

紛糾し大混乱になりましたが、結局動画撮影については両者譲らず、
公取側が顧問弁護士に相談後に、再度公聴会を行う事で幕を閉じたのでした。

そして暫くして、またまた見慣れた公取からの心待ちにしていたお便りが届きました。
そうです…、公聴会の招致です!!!


★平成21年12月15日公聴会招致

カメラ撮影のOKでの開かれた公聴会を期待して、お手紙を開封してみましたが
いつもの招致文だけで撮影の是非はなし。
弁護士を通じ動画撮影について公取側の弁護士に確認したところNGとのこと。
今まで待たせておいて明確な理由もなくNGですか?
拒否の理由を文書で示して欲しいと弁護士を通じて要望しましたが…

紛糾必至ですが、今年最後の締めに相応しい論争が出来ればと思っています。
明日はカメラ持参で、いざ出陣!

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私は八百屋の長男として生まれ、商売の基本は親父から学びました。
悪がきで母親を泣かせていましたが、弱いものいじめや盗みなど、
筋の通らない事はしていません。

24歳で起業し、バブル期には美味しい思いもしました。
その後、バブル崩壊も経験し、様々なこと経験をしてきました。
堤エステートは来年の4月21日で創業20周年です、
そして私、堤猛雄は6月14日で45歳、
実は50歳になったら不動産業界から引退します。
あと、残り5年半あまり自分を育ててくれた不動産業界に
一石を投じたいと思います。

何か頭でっかちで住みにくい世の中、
善と悪の両方があるから人間は進化するのではないかと思います。
私は悪と善を持ち合わせているから進化してみせます。

そして50歳から次のステップに行きたいと思っています。
Commented by 応援団 at 2009-12-17 17:58 x
私も不動産業界はおかしいと思います。どこの業界も価格競争をしてるのに・・・・・・。将来はエージェント制になって営業マン一人一人が違う報酬額になったりしたら面白いですね。堤さん絶対に引かずに戦ってください。応援してます。
by takeo_tsutsumi | 2009-12-15 01:13 | 実録不動産業界の手口 | Comments(1)

by takeo_tsutsumi