不毛な戦い --最終結果報告-- その1
2011年 01月 26日
昨年末のホームページリニューアルに伴い、お客様に
堤エステートのサービスや考え方が伝わりやすい
マンガでの説明を加えました。
マンガ:出すぎた杭は至れない愛する不動産業のため提言します!!
そしてこのマンガ作成に当たり、
改めて2009年末から2010年の初頭にかけてブログにも書いていた、
仲介手数料割引に対する九州不動産公正取引協議会(以後九公取)や
福岡県宅建協会(以後宅建協会)とのやり取りを見直しておりました。
また、当社のお客様や業者仲間などから、
仲介手数料に関する一連のことのその後を聞かれていました。
そこで1年が過ぎようとしている今、改めて見直す問題点や、
より良い不動産業界を目指すための提案を考えてみました。
まず、仲介手数料に対する一連のことに関し、九公取と宅建協会は、
堤エステートに対し、最終的に厳重警告という何とも理不尽で、
臭い物に蓋をした状態で幕引きをしました。
しかし問題となった、仲介手数料割引についての表記はダメだが、
仲介手数料キャッシュバックはOKという、
九公取は苦し紛れの結論を出してきたのです。
つまり結果的には、仲介手数料を低くすることは
問題ないということになったのです。
これは、昭和45年から続く手数料の上限で
実質的に高止まりしていた仲介手数料に一石を投じた結果、
仲介手数料改革は一歩進んだと言えます。
改めて考えても、仲介手数料は上限が定められているのであって、
企業努力による手数料割引は正当な商行為のはず。
実質的な仲介手数料を上限での一律化は、価格カルテルと言えます。
仲介手数料は、ただ売買価格に連動している報酬で、
物件の難易度とは関係の無い報酬体系です。
1000万円の家でも3000万円の家でも基本的にはやることは一緒です。
高い物件を購入してもらえば、利益も高くなる…、
その仕組みは大きな問題です。
また、今回目の当たりにしたのは、九公取や宅建協会の問題点でした。
もともと今回のことは、営業用のチラシに記載した
『仲介手数料割引』という表現が問題視されたことが発端でした。
しかしこの文言は、事前に広告代理店を通じて九公取に確認をして承認を受けたもの。
なのに、一部の仲介業者からのクレームを受けたため『公聴会』という形で
圧力をかけてきた事に、大きな問題があると考えます。
そもそも一業者にとって、カラー印刷で大量のチラシを作成するには
多くの経費がかかります。そのため制作の段階で広告代理店を通じ、
問題が無いかを確認するのは当然のことです。
事実、代理店の担当者もその事実を認めており、
このことに対して問題になるのはおかしな話です。
『なぜ、こんな理不尽な事を必死でやって来たのか?』
そこで、あえて公聴会への呼び出しに応じてみました。
そしてこのことは不動産業界の内情を知るきっかけになったのです。
-- その2に続く--
堤エステートのサービスや考え方が伝わりやすい
マンガでの説明を加えました。
マンガ:出すぎた杭は至れない愛する不動産業のため提言します!!
そしてこのマンガ作成に当たり、
改めて2009年末から2010年の初頭にかけてブログにも書いていた、
仲介手数料割引に対する九州不動産公正取引協議会(以後九公取)や
福岡県宅建協会(以後宅建協会)とのやり取りを見直しておりました。
また、当社のお客様や業者仲間などから、
仲介手数料に関する一連のことのその後を聞かれていました。
そこで1年が過ぎようとしている今、改めて見直す問題点や、
より良い不動産業界を目指すための提案を考えてみました。
まず、仲介手数料に対する一連のことに関し、九公取と宅建協会は、
堤エステートに対し、最終的に厳重警告という何とも理不尽で、
臭い物に蓋をした状態で幕引きをしました。
しかし問題となった、仲介手数料割引についての表記はダメだが、
仲介手数料キャッシュバックはOKという、
九公取は苦し紛れの結論を出してきたのです。
つまり結果的には、仲介手数料を低くすることは
問題ないということになったのです。
これは、昭和45年から続く手数料の上限で
実質的に高止まりしていた仲介手数料に一石を投じた結果、
仲介手数料改革は一歩進んだと言えます。
改めて考えても、仲介手数料は上限が定められているのであって、
企業努力による手数料割引は正当な商行為のはず。
実質的な仲介手数料を上限での一律化は、価格カルテルと言えます。
仲介手数料は、ただ売買価格に連動している報酬で、
物件の難易度とは関係の無い報酬体系です。
1000万円の家でも3000万円の家でも基本的にはやることは一緒です。
高い物件を購入してもらえば、利益も高くなる…、
その仕組みは大きな問題です。
また、今回目の当たりにしたのは、九公取や宅建協会の問題点でした。
もともと今回のことは、営業用のチラシに記載した
『仲介手数料割引』という表現が問題視されたことが発端でした。
しかしこの文言は、事前に広告代理店を通じて九公取に確認をして承認を受けたもの。
なのに、一部の仲介業者からのクレームを受けたため『公聴会』という形で
圧力をかけてきた事に、大きな問題があると考えます。
そもそも一業者にとって、カラー印刷で大量のチラシを作成するには
多くの経費がかかります。そのため制作の段階で広告代理店を通じ、
問題が無いかを確認するのは当然のことです。
事実、代理店の担当者もその事実を認めており、
このことに対して問題になるのはおかしな話です。
『なぜ、こんな理不尽な事を必死でやって来たのか?』
そこで、あえて公聴会への呼び出しに応じてみました。
そしてこのことは不動産業界の内情を知るきっかけになったのです。
-- その2に続く--
by takeo_tsutsumi
| 2011-01-26 16:29
| 実録不動産業界の手口
|
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