TAKE BLOG

堤エステート/堤猛雄のブログです

2012 スペイン秋の旅 その5

旅も6日目、タラゴナ郊外の
ラスファレラス水道橋を見に行きます。
いや、ホントちょっと寄り道って感じでした。
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古代ローマの水道橋、もちろん世界遺産です
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いやーすごいです。
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そしていよいよ旅の最終地点バルセロナへ!!

到着後、まずはお昼ごはん!
昼食はバルセロナの日本料理店やしまで、久しぶりの和食です。
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海外の日本食…?と思いつつ店内に入りましたが
意外と良い感じです。
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私の大好物名エビフライの入った幕の内弁当!!!
味噌汁も結構、美味しかったですよ。
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満足の昼食後、これからバルセロナを周ります。
久々のバルセロナ!!
何だか街がキレイになった気がする。
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バルセロナは私にとって特別な街です。
今回、時間は少ししかないのですが、久しぶりに訪れる街で
尊敬するアントニ・ガウディの聖家族教会、グエル公園、カサ・ミラ、
カサ・バトリョ、カタルーニャ音楽堂を訪れます。


まずはグエル公園です。
波をモチーフにした石の高架橋
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公園の入口、多くの観光客で賑わいます
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不思議な形をした回廊、これも計算しつくされた形なんです。
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86本の長い柱で支えられたホール
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美しい破砕タイルのデコレーション
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波打つベンチが特徴の市内を見渡せる広場が見えます
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バルセロナの市内を一望できます!!
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ここがガウディ所有の家でした。
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グエル公園は、もともとパトロンであったグエル氏が
ガウディとともに創った分譲住宅で、
当時は2邸しか売れず、その2棟もグエル氏と
ガウディ自らが購入したものでした。

その後、市の公園として寄付され、
現在は世界遺産に登録されています。
現在入場料は無料ですが、
近いうちに入場料を取るようになるらしいです。

そのグエル公園で、観光客相手にアクセサリー等を
違法に販売している輩を発見!よーく見ると傘に
商品を貼り付けいて、頻繁に見回りをしている
警察から逃げる準備も万端です。
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世界中、たくましく生きている人がたくさんいるものです!!


そして久々の家族大聖堂(サグラダ・ファミリア)へ。

おおお!久しぶりのサグラダ・ファミリア!!
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まずはサグラダ・ファミリアの全景を見ることができる公園から
前回の撮影と同じポーズで!!
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そしてサグラダ・ファミリアの入口へ。
ここは、最初に訪れた時に雷に打たれたような不思議な感覚に陥り、
私利私欲を捨て、何か人の為になる事をしようと
第2の人生を始めるきっかけとなった思い出の地です。


前回来た時から工事がものすごく進んでいる!!!
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内部に行くと、ほぼ完成している!!!
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サグラダ・ファミリアは、12年前にスペインで最初に訪れた場所で、
内部はほぼ手がつけられておらず、工事現場といった状態でした。
その後、2005年、2006年にも訪れましたが、あまり進展はなく
完成時期は未定…、というのも頷ける状態でした。

それがこのようになっていて、本当に驚きました!!

大聖堂の天井付近の装飾
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幻想的な装飾
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美しいステンドグラス
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大聖堂の中心部
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動画で撮影したサグラダ・ファミリア内部です



外側はまだまだ工事中ですが、このスピードを考えると
いずれ完成を見ることができるかもしれません。
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この模型の茶色の部分が完成しているところ。
白いところが、これから造られるところです。
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前来たときにはなかった部分。
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すごいスピードで工事が進んだのにはワケがありました。
それは2010年11月に現在のローマ法王であるベネディクト16世が
ここサグラダ・ファミリアにてミサを執り行ったのです。

その時の写真が展示されていました
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教会外にも多くのカトリック信者が訪れたようです。
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ミサを執り行うためには内部は完成させなくてはいけませんよね。
更に、ローマ法王からバシリカという一般の教会より
上位であることを認められた教会になったのです。


観光客も多く、完成も近づいたサグラダ・ファミリア。
2006年に訪れた時には塔にも自由に昇る事が
出来ましたが、今は完全予約制に
なってしまったそうです。

以前のいつできるか分からない、
民衆の希望と期待によってコツコツと創りあげられる
無骨なサグラダ・ファミリアを、
ちょっぴり懐かしくも思いました。


大聖堂の地下は、大きな展示室になっていました。
この老人がアントニ・ガウディです。
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実はサグラダ・ファミリアは当初別の建築家が
設計をしていました。その時の予定外観の絵がありました。
普通の教会です。
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しかし、依頼したカトリック団体と意見の対立から辞任。
その後を引き継いだのがガウディだったのです。

ガウディの作品には、常識にとらわれない
今までにない奇抜で独創的なデザインが
クローズアップされがちですが、実は緻密な計算に
基づいていた設計が施されているのです。



ガウディの晩年は、私利私欲を捨てて
サグラダ・ファミリアの建築に没頭します。

最後は路面電車に轢かれ倒れた時には、
浮浪者と間違われる風貌で
誰もガウディとは気付かず手当てが
遅れ生涯を閉じたのです。

私は様々なことを調べていく上で、
彼の仕事こそプロフェッショナルだ!と感じたものです。
彼のように全身全霊で自分の信じる道を
突き進む人生に、多いに共感し
少しでも近づけたらと思っています。


進化していくサグラダ・ファミリア。
また会える日を楽しみに!!



夕食まで少し時間があるのでレストラン近くの海辺を散策…
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旅の最後の晩餐は、海近くのMarina Moncho's という
レストランでした。
私は下戸ですが、この日は特別!
美味しいサングリアでヨメとの乾杯は格別でした!
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そうそう夕食の後、ホテルの近所のバルに入り
ビールを頼んだら、今回のツアーで
ずっと快適にバスを運転してくれていた
ポルトガル人のホアンさんが、軽い夕食を取っていました。

向こうも私のことを覚えていてくれて、
片言の英語で少ししゃべっていたら
今からフランスのニースに向かうとの事!
(もう夜ですよ!)
一日、何百キロも大型バスを運転するのは大変です。

彼も「疲れるよ」と言いましたが、
少しして「でも運転が大好きなんだ」と。

世界は広い。たくさんの人が一生懸命働いて
人生を楽しんでいるんだ。
そんなことを感じられた夜でした。



今回の旅で、ユーロ危機は確かに感じました。
しかしスペイン人ならではの陽気な国民性のためか
街の空気は明るく感じられました。
スペインの不動産の買い時を、
本気で探りたいと感じています。

5人に1人が失業しているスペイン。
もちろん悪いことは多々あるのでしょう。
でも気持ちを落ち込ませて生活をするのも、
前向きに生きるのも、結局は同じ時間を過ごすのです。

日本の現状も含めて、歴史や宗教、政治や人々の暮らしなど‥
様々なことを考えられる時間を持つことができた今回の旅。
実りある旅が出来た事を大変嬉しく思い、
添乗員さん及びガイドさんにはお世話になりました。
この場を借りて御礼を申し上げます。

さぁ、また新しい世界にふれるために
仕事を頑張るぞ!!

by takeo_tsutsumi | 2012-10-08 12:20 | 旅の足跡 | Comments(0)

by takeo_tsutsumi