TAKE BLOG

堤エステート/堤猛雄のブログです

TNCテレビ西日本 CUBEに取材を受けました

実は先月から、TNCテレビ西日本の報道系番組:CUBE
担当ディレクターS氏から、『競売』について取材をしたいとの
申し入れがありました。
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過去にもFBSさんのめんたいワイドの番組内で
同様に競売について取材を受け、競売の調査から落札までの流れを
お伝えしました。物件の撮影許可など様々な問題が多く、
とても苦労しました事を憶えています┐(-。ー;)┌

この時期になると、何度かTVの制作会社から『競売』の取材及び
企画を持ちかけられます。先般も行列のできる住みかでは
多くのメディアに取り上げて頂いたのですが、
出演はせずプロデュースに専念しました。

TVの影響力は大きく多くの反響がある事はわかるのですが、
『競売』の取材は全てお断りをさせて頂きました。

理由は4点です。


1.
当社は個人事業であり歯車が小さいために対応出来る数も限られ、
現在の会員様に対するサービスが、低下する可能性が高くなる
可能性がある事。

2.
限られた時間内で如何に事実を視聴者に伝えられるか。

3.
取材に際して当社会員様の出演をお願いするパターンが想定され、
ご迷惑がかかる事。

4.
出演するより、プロデュースの方が自分には向いていると思うから。



正直、迷いましたが出演する事にしました。その理由は…

1.
競売事業という不良債権処理の現場で何が行われているのか、
如何にお客様に喜ばれている事業である事を伝える。

2.
野放図にスクラップアンドビルドが繰り返される現状に脆弱な
中古物件市場の拡大に少しでも貢献したいという思い。

3.
一般ユーザーに不動産を購入する事に対する知識と、
不動産業者任せでなく「自分の資産」という認識を持ち、
リスクもある競売ありきではなく物件取得の際の一つの
選択肢という事。

4.
競売物件に参入する不動産業者以外の参入を促し、
買取→転売というビジネスモデルから新たな
ビジネスモデルへの息吹を育てたいという思い。

5.
先般、テレビ東京の「ガイアの夜明け」で放映された
「マイホームを守れ!我が家の崩壊に立ち向かう」を見た時に、
あまりの実態とかけ離れたお粗末なコンサルティングに
一石を投じたいと思ったからです!


日経スペシャル「ガイアの夜明け」 
10月6日放送 第386回
マイホームを守れ!~“我が家”の崩壊に立ち向かう~
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モーゲージプランナー(MP)という方が、一般ユーザーが
金利の高い時に借りた住宅ローンを、低い金利で借り換え
コンサルティングして対価を得て、老後の資産運用として称して
更に、ワンルームマンション購入させている事を
紹介していましたが...???

このMPがコンサルしている事ぐらいは、ローンを
返済してる方自ら金融機関で行えます。
勿論コンサル料なしで。住宅ローンの借り換えは銀行は
喜んでやっています、何故か?

長引く不況で優良な借り手が減少している昨今
貸し倒れリスクが低く、銀行が自己資本比率を高めるのに
都合の良い住宅ローンを取り込みたい等です。

↓借り換えはネットでも可能な時代になっています↓。
住宅ローン借り換え徹底比較

資産運用にワンルームマンション?
プロの私は少なくとも番組で放映された物件は買いません!
何故か?

1.
背景にはワンルームの供給過多と人口減少による
需給ギャップによる家賃低下及び空室リスクの増大。

2.
投資用に向けた商品であるため管理費及び積立金が少なく、
将来建替えが困難を要する可能性があるマンションが多い。

3.
確かめた訳では無いので断定は出来ませんが、
放映された物件は、3点ユニット(バストイレ一体)であるとのこと
ですが需要が少なく空室率も高い。ワンルームの投資については
私自身及び当会員様には、基本的にはお勧めしておりません。



不動産を購入すると管理費及び積立金、固定資産税等の
保有税が維持費としてかかります。空室は絶対避けなければ
資産運用とは言えません。
事実、ワンルームを購入した方の相談が多く立地条件と
利回りが悪ければ、損切りしてでも処分を指南しています。

競売物件に毎回のように出て来てる事わかっているのかな???


巷では結構波紋を呼んでいるようです
この不動産屋さんも疑問を持っているようです。

板橋区成増の不動産屋のひとり言

他にも各種ブログでも取り上げられています…
軽井沢日記
不動産放浪記
大家さんマガジン
マイホームコンサルタントの家づくり教室

更に「競売物件」を扱う業者を、番組内で紹介していましたが、
競売物件の仕事をドブさらいと言っていました。
競売を扱うプロとして憤りを感じました。
またメディアの怖さと製作者の質の低下も同様に感じました。

上記の理由で出演を決めた訳です。

今回の「CUBE」取材では再生というテーマになりました。
実際の業務を演出なしでやっていますが、カメラの前では
なかなかうまく話せませんでした。
お見苦しい点が多々あると思いますが、敏腕ディレクターのS氏が
うまく編集していただけると信じています。
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また今回ご協力していただいた会員の皆様には、
深く御礼を申し上げます。打ち合わせも一切なしで
生の声を聞かせて頂き、感謝しています。
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今回の取材では時間の都合で話せなかった事を一つ。
仲介手数料値引きに対する圧力をかける不動産業界の中にいる
一部のお偉いさん達方、本来宅建協会こそ「競売」というコンテンツを
不動産業者に導入する事で競売という中古市場を拡大した方が、
疲弊している不動産業者の方の新たなビジネスチャンスの創出に
つながると思うのですが...

まぁ仲介手数料割引の論争の後にでもね( ̄∩ ̄#

最後に実は本日11月4日より10日まで、アメリカに旅立ちます\(^▽^)/
現在コンサルティング中の会員様にはご迷惑をお掛けしますが、
何かあればメール(info@tsutsumi-estate.com)は繋がりますので
遠慮なくご連絡下さい。

それでは行ってきます!
by takeo_tsutsumi | 2009-11-04 11:27 | 仕事 | Comments(0)

by takeo_tsutsumi