博多座で初歌舞伎
2023年 09月 16日
先日、初めての歌舞伎を
見てきました。
昼公演のチケットを取ったので
10:30前に博多座に到着！
博多座は数回行ったことがありますが
歌舞伎は初めてです。
正直今まで歌舞伎にはいまいち興味が
持てなかったのですが、
市川團十郎襲名披露と、その息子である
市川新之助初舞台ということで
行ってみることになったのです。
平日のお昼なのでほぼ女性…。
女性パワー恐るべしです！
公演に行く前、歌舞伎好きである
知り合いの女性陣から
『絶対にイヤホンガイドは借りるべき！』と
言われていたので、舞台の内容などを
解説してくれるイヤホンを借りました。
幕間にいただくお弁当もGET…
しましたが、もう公演を見に来られてる
叔母様方にもみくちゃにされ
写真撮影とか無理！
とにかく女性は元気です。
やっとこ席に到着。
花道からワンブロック離れた
1階の一番後ろの席です。
チケットを取る時にここしか席が
無かったんですが、全体が見れて
実はいいかも。
まだ公演まで少し時間があるので
席は埋まっていませんが、ほぼ満席でした。
緞帳は團十郎がCMに出ている
パワービルダー大手の
飯田グループホールディングスから
贈られてもののようです。
さて初めての歌舞伎鑑賞ですが
とても良かった！
第一幕では舞台全体は良く見えるものの
表情が見えにくいことに気付き
休憩の間に小さな双眼鏡を購入したところ
二幕からは表情なども良く見えて大満足。
初舞台である市川新之助は10歳ながら
長台詞と指先まで気の入った所作も美しく
堂々とした舞台で圧巻でした。
一門を背負う気概も感じられ、
こうして伝統芸能は引き継がれるのだ…と
しみじみ感じました。
そして花道から舞台へと移動する
新之助を待つのは中村芝翫。
ヨメは三田寛子、いろいろお騒がせのあのお方…
これからの歌舞伎界を背負う若きプリンスの
初舞台を支えるベテランとして、
また叔父様として見守る姿にグッときましたねー。
舞台なので当然写真はありません。
そして第三幕は市川團十郎の登場です。
ヨメが藤原紀香の市川愛之助もでる
この幕は愛之助も團十郎も華がある！
特に團十郎は華もオーラも抜群です。
そして本物の芸は、何も知らない私でも
舞台を釘付けにする迫力があります。
普段耳にしない六人の奏者による
津軽三味線の音も迫力満点でした。
実はこの舞台をみる数日前から
腰を痛めていた私。この日の朝は
動くのも辛く、長時間の着席に不安が
ありましたが、なんと11:00から14:00まで
一度も席を立たなかったのに
痛みが全く無くなっていました！
いろいろなストレスを忘れ、舞台に集中した
ことが腰の痛みを軽減したようです。
さらにビックリしたことがもう一つ。
二幕と三幕の間に、私たちの横の空席に
劇場スタッフの方がおばあさんを連れて
来られました。
何でも舞台の最前列付近で見てあった
そうですが、近すぎて楽しめないとのこと。
席の変更をお願いされたそうで
「とても見やすくて特等席よ！」と
喜ばれていました。
そのおばあさん、おしゃべり好きで
歌舞伎が大好きでいつも大牟田から
一人で博多座に来られるそうです。
なんとお歳は94歳！！！
とってもお元気で驚きました！
シュークリームをひとついただき
舞台が終わると人ごみの中、コロコロを
引いて颯爽とお帰りになられていました。
女性パワー恐るべし！！
そして何か夢中になるものを
持った人はパワフルです！
素晴らしいストレス解消になった
一日でした。
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by takeo_tsutsumi
| 2023-09-16 16:54
| 日記
|
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